鐘楼
毎年12月31日には除夜の鐘の献打会が催されます。近隣から多数の方々が初詣でを兼ねて参詣に来られます。除夜の鐘は、当日の受付で申し込みをされますと、一般の方でもご自身の手で鐘をつくことができます。
「顕彰の碑」より
当山の古梵鐘は「新編武蔵風土記稿」によれば萬治3年(1660)10月に鋳造されて以来 昭和17年(1942)までの282年間にわたり時の鐘 法縁の鐘として橘の里一円に響き渡りその任を果たしてきました
ところが 昭和16年12月にはじまった第二次世界大戦の激化にともない 時の軍部の命により兵器の材料として没収されて以来 鐘の音が絶えてしまいました しかし梵鐘に熱き思いをよせられた檀家宮田喜平氏の篤志により昭和48年6月 梵鐘再鋳・鐘楼堂屋根のふきかえ・落慶法要を円成 氏は当山に奇特な貢献をされました その後 出家得度「喜新」の法名を比叡山延暦寺より賜り 寺門興隆のため多大な尽力をされました 氏は平成2年4月10日諸行無常のことわりの如くご逝去され 13回忌を迎えることになります
ここに 慈善院大律師喜新様の偉業を讃え 報恩感謝の意を表し銘文を刻記 顕彰いたします