宮沢明子ピアノリサイタル2009

2009年10月12日

10月12日の体育の日、世界的に著名なピアニスト宮沢明子(めいこ)先生を当山にお迎えし、ピアノリサイタルが開かれました。会場となった影向寺境内の野外特設ステージには、檀家様を中心としてお子様からお年寄りまで300人もの方が詰めかけ、ピアノの美しい音色に聞き入りました。

今春、宮沢先生が当山に足を運ばれ、当山の雰囲気に魅了されたことがきっかけでした。ご本人から境内にてリサイタルを開きたいとのお話をいただき、今回の開催の運びとなりました。当日は秋晴れに恵まれ、晴れ渡る空と小鳥のさえずりのもとでのステージとなりました。

宮沢先生は、楽しいお話を合間に交えながら、モーツァルトやベートーベン、シューマンやショパンなどの名曲を演奏。宮沢先生による作曲者のエピソード解説もあいまって、素晴らしい演奏会となりました。

最後に宮沢先生より、また影向寺でコンサートを開きたいとのお話をいただき、聴衆からは盛大な拍手が巻き起こりました。

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宮沢明子プロフィール

類い稀な才能とともに50余年に及ぶ輝かしいキャリアを続けている。
1941年神奈川県逗子市生まれ。55年に全日本学生音楽コンクール中学生の部第1位および文部大臣賞受賞。桐朋学園大学・エール大学・ジュリアード音楽院にて学ぶ。63年ジュネーヴ国際音楽コンクールで1位なしの2位受賞。64年ヴィオッティ国際音楽コンクールピアノ部門金賞第1席受賞、ニューヨーク市にて故ケネディ大統領追悼コンサートのソリストに選ばれる。65年に帰国後、全国で演奏活動を続け、69年には世界初のハイドンピアノソナタ全集(全62曲)、73年にはリリークラウス、イングリットヘブラーに続き３人目となるモーツァルトピアノソナタ全集(全17曲ほか)を録音という偉業を果たす。78年から79年にはNHK教育TV『ピアノのおけいこ』に出演、好評を博す。これまでに録音されたレコードは90枚近くにのぼり、いまだに愛聴され続けている。